それは本当に”流れ”???
初めて会った女性から、外国への五ヶ月間の旅行に誘われた彼の話の続きです。
意味わかんないっ!もう終わりにするっ!って伝えました。
私の中はぐちゃぐちゃで、怒りとショックでなにがなんだかわからない状態でした。
今からこの人のために私は離婚をしようとしているの?
欲しかった安全安心はより遠くなった気がしました。
この時点で、私は、まだ、彼の気持ちに依存しようとしていました。
自分自身に対して、責任を取ろうとはしていませんでした。
そして、彼のほうですが、
彼が言うには、
「あなたがほんとに離婚するかもわからない
旦那さんと暮らしてる事実も辛い
そこから逃げてしまいたくなった。
それと、その国はもともともう一度行きたいと思っていた国。
願い事のひとつでもあった
”流れ”がきたのかと思った。
その国は一人では危ないから、
誰か一緒に行ける人がいるのはいいと思った。」
今なら、彼が、本当に逃げたい気分だったんだろうなと思えます。
だけど、その時、私には怒りと悲しみしかなかったです。
自分のことで精一杯。
私の返事は、
「”流れ”が来ても、その流れをどう判断して、決断してくのかは自分次第。
とりあえず、あなたがその旅行にいくのであれば、その流れの先には私はいない」
私のなかでは、それはけして”流れ”と呼べるものではありませんでした。
だけど、あとの判断は、彼にお任せ。
それが、”流れ”だと思うなら、そう思えばいい。
ちょっぴり投げやりな感覚にもなりました。
それにしても、この人って、スピリチュアルな学校で一体なにを学んできたの?そういった学校って、何を教えてるの?何を学んでいるの?
そんな気持ちにもなりました。
突拍子もないひと。
彼が、彼氏化して1か月ほどたったある日。
「『外国に五ヶ月一緒にいきませんか?』と誘われたので行ってきてもいいですか?その人には、わたしには大切な人がいるのでそのかたに聞いてから返事しますねって伝えてあります。」
と、ある日言われました。
誰?と聞いたら、こないだイベントであったばかりの女の人だという。
誘われたのだそう。
その人はわたしも知ってる人でした。
なんで、何ヶ月も、ほかの女性と二人旅に???
意味がわかんないっ!
態度の急変の理由
彼が急に口うるさくなったことを前の記事で書きました。その続きです。
思われるのは嬉しいけど、”結婚を考えるのはあなたが離婚してから”とか言ってるこの人になんでここまで制約うけなくちゃいけないの??と正直思いつついました。
私が離婚したからといって、本当にむきあってくれる人なのかどうか私の中では判断がつかなかった。
保証が欲しかった私には、保証をくれないこの人は、共に生きたいと思えると思いつつも、本当に信用していいのか?という悩みもありましたし、なにより、離婚もしていない状態で、なんで、こんなにいろいろと言われなくちゃいけないんだという思いが強かったです。そんな筋合いなんてない・・・怒りもありました。
心ではそう思っていながらも、反論することで、彼が不意にいなくなるのが怖くて、彼のいない生活は、この時点では考えられないくらいになっていたので、言われるその通りにしていました。
この時の状態を別の観点からみたときには、この時点では、自分たちは、また、違ういろんな次元のいろんな設定や制約、希望、悲しみ、他にもいろんなエナジーに包まれていて、そのおかげ?そのせい?で、現在の自分たちは、いろんなことを追体験していました。本当に、なんてめんどくさいのだとも思っていました。
ただ、その反面、そのような過去世のエナジーや、いろんな次元のなにかをまとっているからこそ、今世、この時点で、ありもしないようなことでひどく感情がゆさぶられたり、振り回されてひどいめにあっているように体験ができている。
必要以上に、ドラマティックな毎日を送っているように感じられている元にもなっていました。
それらが浮上するからこそ、今の自分の目の前で、いろんな感情や、出来事が創造されて作り上げられていき、体験できているのだということもとてもわかりました。
嫌というくらいに、腑に落ちました。
今世の思い込みや、いろんな出来事から大切にしてきた事柄だけでなく、それ以外にも、自分が知りえない部分で、いろんな魂の思い込みや、刷り込みがある。
腑に落ちたからといって、飲まれないようにするには、今回は、浮上する数が多すぎて、対応しきれなかったような気がします。それでも、できる限り、今の自分に立ち返るようにはしていましたが。
それは、彼も同じだったようです。
あとから、彼に、このころ感情や態度が急変したときの様子を聞いたら、
「実は、もう、このときから、あなたとの結婚を考えていた。
かんがえてもいいという今の自分の許可がしっかりおりたときに、それまで、隠してた好きだと言うキモチとか嫉妬を隠さなくていいんだって思えたからそうなった」
とのことでした。
そんなことは知らない当時の私は急に彼氏のように振舞う彼に困惑していました。
この頃だと思います。
彼の一人称が、私の前では「私から俺」に変わったのは。
彼の様子が豹変しました
彼と、今後もお付き合いを続行するかどうかの話をしたあとから、彼の様子が変わりました。
<旦那様を大事にしなさい>といっていたのが、旦那に激しく焼きもちを焼くようになりました。
また私の周りの知人、友人の男性にも焼きもちを焼くようにもなりました。
特に、私のコトバの使い方や服装も気にするように。
フェースブックなどでのやりとりも異性の方の時は、逐一チェックが入りました。
「勘違いさせるようなことはしてはいけない。
相手があなたを好きかもしれないってだけで嫌だっ。」
そんなことを言いました。
「だれも勘違いしないって。どれだけあなたの目には私は美化されてるってんだ」
そう、ぼやいたら、
「あなたはあなたの素敵さがわかってない。まずそれが問題っ!」
なのだそうで、そうやって自己否定してるだのなんだの。
そこでまたお説教が・・・・・。
自分の気持ちに責任と覚悟をもてなかっただけだった
「あなただから・・・。
気持ちのあり方が違うから、いいんだ」
・・・と言う返事でした。
私には少し?の飛ぶ答えだったけど、彼としては、私は彼の中にある彼がラインをひいた信頼基準をはるかに超えていて、十分に信頼に値するという判断にいたったということを必死に伝えてきました。
そして、一生懸命伝えてきたのは、
「今世、もう結婚しないと決めていたけど、思いがけないタイミングで、あなたが現れてしまった。あなたとなら、結婚はしてもいいと思えてる。だけど、現実、あなたは、まだ既婚者。まずはあなたが離婚。結婚を考えるのはその後の話でいいと思うのですが」
私は、早々にこの悩みから解放されたい気持ちがあったのに、スッキリもできず、新たな悩みも抱えることとなりました
確かに、私が、きちんと別れたら、
一人になったら向き合う
・・・というのはもっともな正論。
でも、都合の良い、あやふやにしてしまうための、逃げの言葉にも聞こえるのも確か。
だけど、いま、思えば、私は、新たな悩みを抱えたわけではなくて、私がただ自分の気持ちに責任と”覚悟”をもつことができなかっただけ。
彼からの結婚しようという一言の保証がほしかった。
安全と安心がある中で離婚に踏み切りたかっただけでした。
(そんなものほど、うさんくさいものはないのに・・・)
あなたがちゃんと旦那さんと別れたら
彼からの返事は、
”いますぐに結婚すると返事はできないけど、別れたくはない”・・・の一点ばり。
付き合い続けたいと言い続けました。
「はっきりしないなら、別れる。もう会わない」
そういうと、
「俺は、別れるなんて言っていない。
会わないなんて言ってないんだ。
嫌だ!
あなたがちゃんと旦那さんと別れたら、(結婚を)考えるって言ってるんだ。」
子供が駄々っ子になっているような感覚もありました。
私にとっては、この、本当に信じられるのかどうかも怪しい、とても不確かな中でのお付き合い続行という流れになりました。
この8歳年下の彼は、本当にそんなことをおもっているのだろうか?
過去世の感情や、魂の設定や、彼の好きな”流れ”に流されているだけではないだろうか。
信用してもいいのかな?
ただでさえ、年下との異性で辛い思いをした記憶で、今世、わけもわからない小さい時から、勝手に湧き上がるしんどい感情を味わってきていた私。状況がにてくることによって、その感情は鮮明になり、今の自分といつかの自分の境目がなくなっていく。どちらがどちらなのかわからなくなるくらいの同化感。不安は最絶頂でした。
そんななか、ずっとデートしながらも気になっていたことを、彼に聞きました。
「いま、これまでの私の状況は、旦那さんにあなたの存在を伝えてあるとは言え、好きな気持ちがある中で二人であっているため、事実上のデートなので、あなたの嫌いな<浮気をしてる女性>であることにはかわりないけど、そんな私でもいいの?」
彼の矛盾、私の疑問を投げかけました。
あなたとは結婚してもいいと思えてる
わたしが、彼に、”あなたはどんな気持ちで付き合ってるのか?”、”今後どんなつもりなのか?”、”私はもうこの状態はムリだから”・・・・と告げたあと、実際にどんなコトバがかえってきて、今に至ることになったのか・・・。実は記憶が薄い。
彼の中で、”まだ決めたくないのにって、思ってる”のだけは伝わって来たのは覚えてる。
さらにうっすらとした記憶をたどってみる。
そこにあるコトバは、
「付き合いは続けたい。
浮気は自分のなかで絶対だめだとおもってる。
結婚は慎重に決めたいとおもってる。
人生や、自分の決断に後悔はしたくない。
あなたの、旦那さんを思うスタンスを見ていて、あなたとは結婚してもいいとそう思えてる。
浮気もしないだろうし。
一緒にいて楽しい。
気持ちいい」。
このときにもらったコトバかどうかは定かじゃないけど、当時、この話をしてた時にはよく出てきていた言葉です。
だけど、そうはいいつつも、彼の中では、まだ決めるのは早いと思うの・・・に、という感じのようでした。
たしかに、このときは出会ってから4ヶ月。
二人で会うようになって1か月半。
普通に考えたら、きっと間違いなくはやいよね(笑)
だけどわたしには十分な時間でした。
あの状態を続けるには、私の限界がありました。
この時の彼が”まだ決めるには早いと感じている”という部分は、彼が、魂のつながりからではなく、今の私もちゃんと見てくれているというふうにも私は感じられたので、それだけでも十分に嬉しかったのも覚えています。